社会学者の古市憲寿さん（３８）が１６日、ツイッターを更新。映画出演者の逮捕や不祥事により、作品公開が中止、延期などの影響が及ぶことについて持論を展開した。

　この日は俳優の永山絢斗容疑者（３４）が大麻取締法違反の疑いで警視庁に逮捕され、３０日公開の出演映画「東京リベンジャーズ２　血のハロウィン編－決戦－」への影響が心配されている。

　これを受け古市さんは「『出演者の逮捕で映画公開中止』なんて慣習、そろそろ止めたほうがいい。特に被害者のいない事件なら、なおのこと」と断言。「しかも映画はお客さんが自発的に行くもの。嫌なら行かなければいい。誰の得にもならない忖度は絶対にやめるべき」と主張した。

　さらに「映画には何百人、何千人の人が関わっている」と周囲に及ぼす影響についても言及。「その中の一人が事件に関わったことで、もしも映画が公開中止になるのなら、悪しき連帯責任の典型だよね。そういう古臭い社会に生きていると思うとぞっとする」と不快感をつづった。
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